コラム2022/05/17
環境建築による冷暖房機器の使用を抑えるのにおすすめ!省エネルギーを考える方はご検討ください!
近年、高性能な環境建築が注目されています。
環境建築の考え方を取り入れることで建築後の経済面、健康面に大きな利点をもたらします。
今回の記事では「環境建築について」「冷暖房のランニングコストを抑える省エネ効果」についてご紹介します。
環境建築について幾つかの記事を作ってきましたが環境建築について再度認識していただければと思います。
■環境建築とは
経済の追及や利便性を追い求めたことによる代償は環境問題として、エネルギー問題、廃棄物の増加、水辺や森林の伐採による環境破壊により、地球温暖化を加速させると言われており、そうした環境問題に対して省エネルギーで長寿命な環境に配慮した環境建築が注目されています。
環境建築は建築物の断熱気密など基本的な性能を高めた上に自然の恩恵を利用した建築方法であり自然との共生を重要視しています。
自然光による温かみや日陰や通風による涼しさは心地いいと感じる方は多いと思います。
環境建築の考え方を取り入れることにより、自然の特性を活かした快適な生活をすることが出来ます。
特に冷暖房機器を使用しなくても温かみや涼しさを感じることが出来るため、冷暖房機器の使用を抑えることによりエネルギー消費を抑えることが出来ます。
環境建築は、ざっくりとしたイメージで自然を感じる民家型と外部環境の影響を無くす宇宙船型の2つのタイプがあり共に高断熱高気密が基本性能として重要になります。
前者の民家型は住宅に向いているパッシブ換気システムと床下暖房の組み合わせなどがあり室内を快適な空間に維持しながら自然の変化を感じおおらかに暮らすのに対し、後者の宇宙船型は人が多く集まる施設に向いており、外気をフィルターで不純物を除去し機械的に熱交換し、場合によっては加温や加湿をして計画温湿度で新鮮空気を年間通して室内に供給するタイプです。
環境建築に興味がある方はさらに詳しくご説明いたしますので、ぜひ当社にご相談ください。
■冷暖房ランニングコストを抑える省エネ効果
環境建築の最大の特徴は高断熱や高気密による外皮性能と日射コントロールや自然通風をベースとし、高効率の冷暖房や熱交換を利用した換気を行い快適な環境を作ることが出来ます。
日射遮蔽と日射取得により冷暖房の使用を抑えることが出来る上、外気温が下がる夜間や早朝に建物に蓄えられた熱を発することにより、冷房開始時間を遅らせることも出来ます。
冷暖房機器にはエネルギーの存在が必要不可欠であり、環境建築はエネルギー消費量を抑えることが出来るため省エネ効果も非常に期待でき、エネルギー消費を抑えることで毎月に支払う電気やガス代も抑えることが出来るため経済的にもおすすめです。
■最後に
スクラップアンドビルドで建築しエネルギーをたくさん使う建物が多かった近年ですが、これからは環境問題に加えてエネルギー価格の上昇に悩む現代においては、性能を高め、快適性と省エネルギーを兼ね備え長寿命な環境建築は将来の安心と次世代につなげる為の賢い選択です。
次世代へ繋げる住宅や建築を検討している方、省エネルギー省メンテナンスを重視している方は環境建築がとてもおすすめの建築方法となっているため、ご検討いただければと思います。
高性能の環境建築は当社が最も得意とする分野ですのでお気軽にご相談ください。