コラム2024/07/19
注文住宅の価格相場はいくら?価格をおさえるポイントも解説
注文住宅の資金準備で参考になるのが価格相場です。
注文住宅の価格相場はいくらなのでしょう。
注文住宅の価格相場や価格をおさえるための知識について解説します。
■注文住宅の価格相場
国土交通省の調査『令和4年度 住宅市場動向調査 報告書』によると、日本国内における注文住宅の価格相場は3,800万円以上という結果でした。
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001610299.pdf
前年と比較して注文住宅の価格相場が「高くなっている」という結果も出ています。
注文住宅の価格相場が上がっている理由の一因として、物価高騰の影響が挙げられます。
注文住宅づくりに使う建材の中にも、価格が高騰傾向にあるものが少なくありません。
一時期話題になっていた木材に関しては、2024年夏現在、価格の高騰が落ち着いてきてきます。
ただ、注文住宅づくりに使うのは木材だけではありません。
合板は未だに価格が下がらず、コンクリートや鉄筋は値上がり傾向です。
家を建てるときに使う建材の数々の価格相場が影響し、注文住宅の価格相場も上がっていると考えられます。
■注文住宅の価格をおさえるには?
注文住宅の価格をおさえつつ、木の質感を残した寛げる家を建てるためにはどうしたら良いのでしょうか?
注文住宅の価格をおさえるポイントは4つあります。
・注文住宅づくりに使う建材や設備を厳選する
家を建てるときに使う建材や設備にはさまざまな種類やタイプ、グレードがあります。
種類やグレードによって設備や建材の価格相場がかなり変わってくるのが基本です。
価格相場の高い設備や建材を使うと、注文住宅の最終的な価格がかなり変動します。
価格をおさえるためには、注文住宅に使う建材や設備を厳選することがポイントのひとつです。
・注文住宅の基礎面積をコンパクトにする
注文住宅の面積が広くなると、それだけ建材を多く使います。
また施工費用もそれだけ高くなってしまいます。
注文住宅の価格をおさえたいときは、柱と柱の間を広くしないなど、基礎面積をコンパクトにすることがポイントです。
・注文住宅のデザインを複雑にしない
注文住宅のデザインが複雑になると、外壁面積が増えるために価格も高くなってしまいます。
注文住宅の価格は基本的に「規模×工事費」だからです。
価格をおさえたいなら、家を複雑なデザインにせず、シンプルかつコンパクトなデザインにすることがポイントになります。
・パッシブ換気と床下暖房を取り入れる
注文住宅を全館空調にすると、価格が高くなってしまう傾向にあります。
価格をおさえたいときのおすすめは、パッシブ換気と床下暖房の組み合わせがおすすめです。
また、注文住宅の夏の冷房に関しては、2階から吹抜けや階段を通して1階に冷たい空気を拡散するよう仕組みを作る方法もおすすめです。
これらの設計・方法を取り入れることにより、設備の箇所数を減らし、ランニングコストやメンテナンス費用をおさえつつ、冬は暖かく夏は涼しい生活が送れます。
■最後に
日本の注文住宅の価格相場は3,800万円以上という結果でした。
ただし、相場はあくまでひとつの参考でしかありません。
注文住宅のデザインや基礎面積、使う建材や設備などによって価格はかなり変わってきます。
注文住宅づくりの価格をおさえたい場合は、まずは価格に関わってくるポイントをおさえる必要があります。
その上で、注文住宅を得意としている専門業者に「理想を実現しつつ注文住宅の価格をおさえるためにはどうすべきか」アドバイスを受けることをおすすめします。
注文住宅に特化している専門業者であれば、価格に関係のある各種ポイントについて深く理解しており、さらに価格をおさえる工夫も把握しているからです。
当社は土地の調査から設計、工事会社の選定アドバイス、工事監理やマネージメントを一貫して行っている専門業者です。
注文住宅のことなら当社、ボンアーキテクツにお任せください。