コラム2024/07/19
新築住宅で後悔しがちなポイントとは?後悔しないためのポイントも解説
新築住宅を建てた後に「失敗した」と後悔することがあります。
よくある後悔しがちなポイントを知っておくことで、失敗を回避しやすくなります。
今回は、光熱費やメンテナンスに焦点を合わせ、次のポイントをご紹介します。
・新築住宅で後悔しがちなポイント
・新築住宅で後悔しないためのポイント
以上2つのポイントを、札幌市の建築設計の専門家が解説します。
■新築住宅づくりで後悔しがちなポイント
新築住宅づくりで後悔することが多いのは「建ててから不便だった」「住んでからお金がかかる」などのポイントです。
具体的にどのようなポイントで後悔しているのかご紹介します。
ポイント①新築住宅の光熱費が高い、結露やカビの悩み
新築住宅を建てるときに冷暖房の循環について考えていなかったケースでは、「家を温めるためにお金がかかる」など光熱費で後悔することが多いと言えます。
新築住宅のデザイン自体が複雑である。同じ面積でも凸凹が多いデザインは外壁面積が大きくなり外部環境の影響を受けやすくなります。
新築住宅の面積が広い。デザインだけを優先して外部環境の影響についてよく考えていなかった。
このようなケースでは、新築住宅の光熱費だけでなく快適性やカビや結露などで後悔しがちです。
ポイント②新築住宅が快適ではない。(暑い、あるいは寒い)
光熱費の高さの他に「新築住宅が暑く困っている」といったお悩みや、「暖房をつけても家の中が暖まらない」などの後悔もあります。
こういった後悔も、冷房暖房設備はあるものの、窓を含めた断熱性能不足によるコールドドラフトで足元が寒いとか、真夏の強い日射を防げないことで室内が熱くなる。熱気を抜く窓が無い新築住宅づくりをしたことが主な原因の光熱費とセットでよくある後悔しがちなポイントになっています。
ポイント③新築住宅のメンテナンスが大変である
新築住宅は建てたときこそ新しいものの、長く住むためには定期的なメンテナンスが必須です。
メンテナンスについて考えずに家づくりをすると、いざメンテナンスというときに「大変だ」「お金がかかる」と後悔することになります。一例をあげると、天井内に埋込の換気設備やエアコンを設置する場合は、フィルターの掃除が専門会社に頼まないとできない、機械設備の交換をする時は天井を壊さなければならない。
実際にこういったメンテナンス時の後悔は少なくありません。
■新築住宅づくりで後悔しないためのポイント
新築住宅づくりで後悔しないためには、常に「住み始めてからの暮らし」を意識して家づくりをすることがポイントです。
ポイント①将来的なメンテナンスやライフステージについて考えておく
新しい家もやがてメンテナンスや修繕が必要になります。
新築住宅の間取りが広い場合や凸凹が多く外壁面積が大きい場合は、その規模に比例してメンテナンス規模も大きくなります。
自分でもメンテナンスがしやすい設備機器選定やメンテナンスを考慮した建築計画、子育てから子供の独立まで視野に含めた計画をすることがポイントです。
ポイント②冷暖房の循環に良い設計や間取り
冷暖房機器の能力だけに頼った新築住宅の設計では、どうしても光熱費が高額になってしまいます。
その対策として、暖房や冷房時の暖気や冷気の通り道をあらかじめ考え、効果的に快適な環境をつくることをお勧めします。
新築住宅において、暖房は、外気を一階床下に取り込み放熱器で温め一階~二階の暖気循環しながら換気するパッシブ換気暖房。冷房は二階から一階に冷房が自然に降りながら拡散して全体を冷房する設計上の工夫をすると設備機器を少なくしても効率よく冷暖房が可能になります。
こうした設計に詳しい専門家に新築住宅づくりの相談をすることもポイントになります。
■最後に
札幌で後悔しないための新築住宅づくりなら、「建ててから暮らしのこと」を考えて設計をアドバイスしている当社にお任せください。
当社は土地選びから新築住宅づくりもサポートしています。
冷暖房の循環が良く光熱費削減も期待できる家の設計や、メンテナンスで困らないための設計など、後悔しないための新築住宅づくりを提案いたします。
札幌での後悔しない新築住宅づくりなら、ボンアーキテクツにお任せください。