コラム2021/12/20
札幌市の建築物をパッシブデザインで行うメリット
■パッシブ換気システムとは?
パッシブ換気システムは、北海道大学や道立北方建築総合研究所(北総研)などが共同開発し、30年近く経過ししました。現在は、NPO法人パッシブシステム研究会が普及を進めており、2000棟以上のパッシブ換気システムを採用した建築物が建てられています。
特徴として、床下暖房とのマッチングがとても良くて、昨今話題の全館空調を動力無しで、より快適な環境に保つことができます。
電気を使わない換気システムなのでとても静かで、常に建物全体が呼吸するかのように換気されるので建物内はきれいな空気で満たされます。
■デマンド制御とは?
パッシブ換気システムのデマンド換気は必要な分だけ排気口に内蔵されているナイロンリボンセンサーが室内の湿度に反応し伸縮し、電気に頼らず物理的に自動で換気量をコントロールします。
■環境を考えたこれからの建築
たとえば、札幌は冬場に雪が多く冷え込む地域になります。
札幌などの冬場に冷え込む地域の場合は「暖房を使って温めよう」と考えるのではないでしょうか。
暖房に使うエネルギーも無限ではありません。札幌の建築物の中で暖房機器を使えば使うだけ光熱費もかかってしまいます。
パッシブデザインは自然の恩恵を取り入れ、自然な暖かさと涼しさを札幌の建築物の中にもたらす建築法なのです。
温かい空気は部屋の上に昇る特徴があります。
温かい空気の特徴を上手く利用し循環させれば、暖房機器にあまり頼らなくても家の中を暖めることが可能です。
自然の性質を利用することで暖房機器の利用も減らせますので、光熱費の削減にもなります。
自然の中にある温かいものの代表として太陽があります。
太陽は時間や季節によって光や角度が変わってくるのです。
札幌の太陽の角度や光を特徴として掴んでいれば、建築物を温める熱源や室内を明るくするための光源になります。
パッシブデザインによって太陽光を上手く取り入れることで、札幌の建築物の中に太陽の熱や光を活かすことが可能なのです。
自然に存在する恩恵を取り入れることで、自然環境を考えた建築物を実現できます。
■パッシブデザインのメリット
札幌の建築をパッシブデザインでおこなうことには3つのメリットがあります。
メリット①札幌の建築をパッシブデザインでおこなうことで光熱費削減になる
メリット②札幌の建築をパッシブデザインでおこなうことで自然環境に配慮できる
メリット③札幌の建築をパッシブデザインでおこなうことにより自然な暖かさや光を感じられる
札幌の家や施設をパッシブデザイン建築になることで、自然に太陽光や熱を取り入れることが可能です。
そのため、機器による光や熱でなく、体や目に優しく感じられる光や熱になるというメリットがあります。
札幌の建築をパッシブデザインでおこなうメリットには、光熱費削減や自然に配慮できるというメリットもあります。
自然の恩恵を建築に取り入れるわけですから、その分だけ機器の使用が減りません。
光熱費や電気代の削減が期待できるメリットもあり、自然環境にも配慮できるのです。
■最後に
パッシブデザインによる建築は自然と共存するデザインであると言えるでしょう。
自然豊かで冬には温かさを必要とする札幌だからこそ取り入れたい建築方法がパッシブデザインです。
パッシブデザインには光熱費削減や自然環境に配慮できるなどのメリットもあります。
札幌で生活する上で重要なメリットではないでしょうか。
パッシブデザインの建築はボンアーキテクツにお任せください。
札幌という地域に合ったパッシブデザイン建築の家・施設造りを検討してみてはいかがでしょう。