ごう在宅クリニック
訪問診療を行っているクリニックが外来診療も行うことになり、新装移転しました。
働いている雰囲気をオープンにしたいというご要望により待合室から事務室をワンルームにして、銀行のようなクリニックをコンセプトにしています。
患者さんに行先が一目で分かるように行先の各室をひとまとめにして間接照明で照らした木質の壁で、やわらかに目立つようにしました。
また、クリニックでは既存の冷暖房ではウイルス感染の恐れがあるので空調の考え方を根本的に考え直し、空気清浄、冷暖房、熱交換換気、輻射冷暖房を一体にしたシステムを組み込みました。
このシステムは、外の新鮮空気をPM2.5対応フィルターを通して取り入れ、室内の排気と熱交換をした新鮮空気に不足分の熱を加えて各室に給気として冷温風を送ります。
更に輻射冷暖房は、冬は柔らかい温水暖房、夏は冷水で洞窟のような除湿冷房を体感できます。
冷暖房に利用する基本の熱は、排気の熱を利用するので大幅なランニングコスト削減を実現できます。
尚、既存冷暖房の室外機は7台必要でしたがこのシステムにより室外機は1台になりました。
- 所在地
- 札幌市
- 構造
- 内装工事
- 用途
- クリニック
- 延床面積
- 207.22㎡