中屋敷左官工業社屋
伝統工法から特殊な新工法まで高い技術力を有する左官工事会社社屋の新築です。
内部外部共に特殊左官の技術の粋で仕上げられており、左官の素晴らしさや技術を表現するために、
空間やディテールをよりシンプル且つ造形的なデザインとしました。
構造は、壁式鉄筋コンクリート構造にフラットスラブを鋼棒柱により支える方法をとり、
建物内部には凹凸の無く広々とした空間を作り出しています。
正面のファサードからシンボリックな心柱のラッパ形状のキャピタル補強と鋼棒柱が見えるように3階の窓は柱と中心を合わせています。
建物全体は階段の吹抜けにより繋がっており開放的な空間にすることの他、冷暖房換気がなりゆきで一体的に機能する役割も担っています。
2階以上の階段は鉄製の片持ちにして壁から踏板のみが壁から突き出し宙に浮いたような印象の階段にしました。
- 所在地
- 札幌市
- 構造
- 壁式鉄筋コンクリート造 3階建て
- 用途
- 事務所
- 延床面積
- 198.56㎡