宏楽苑グループホーム花笑み
1ユニット9名×2ユニットで構成されたグループホームです。
施設の性質上、感染対策、快適性、構造の安全性について特に留意し計画しました。
ゾーニングは、各ユニットがそれぞれ独立して運営できるようにし、スタッフコーナーやエレベーター、
階段を各ユニットと分離して、人の流れをシンプルにして感染対策も兼ねるように配慮しました。
人と人のつながりを感じる生活空間を目指し、生活の拠点となる共同生活室を中心に寝室を配置して
入居者とスタッフが共に安心感を持って生活できる空間づくりをしています。
ローコストながらもUA値0.35W/㎡K、C値0.20c㎡/㎡、という外皮性能を有しています。
暖房方式には共同生活室を床暖房、それ以外の室はパネルヒーターを採用し
建物全体が暖かく快適な空間となるように計画しました。
構造計画は1階と2階の間取りをほぼ同形状にして上下階の柱や耐力壁を揃え、
かつ耐力壁は積雪の荷重を考慮して基準より1.4~2.0倍の余裕を持たせた、強い構造体にしています。
- 所在地
- 札幌市
- 構造
- 木造 2階建て
- 用途
- グループホーム
- 延床面積
- 476.98㎡